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仕入れの旅 03
komejirushi
今回は松江、倉吉にある2つの窯元のみ訪れた。
まずは島根県松江市 袖師窯から。
色とりどりの釉薬が目をひく器たち。
心踊りながら仕入れをさせていただいた。
何度かおじゃまさせていただいているが
じっくりお話をさせていただいたのは初めて。
作業場や窯、粘土を作る場所まで
丁寧にご案内いただいた。
今は若い世代の作り手と、
それを販売する私たちのような売り手が交流をしながら
山陰の民藝品の気運を高めて行こうという
そんな活動も生まれているそうで
私たちのお店ももそんなつながりを深めて行く中で
ただものを売るだけでなく、その背景や楽しさを
発信できる場所になればと、楽しみが広がる心地がした。
次は、鳥取県倉吉市 福光窯。
いつものようにお父さんが温かく迎えてくださった。
河本さんは若干15歳にしてこの道に入り
以来今日に至るまで作陶を続けてこられ
いつもその修行時代のお話や、たくさんの方との出会いを
楽しそうに話してくださる。
民藝もいろいろな時代をくぐり抜けてきた。
その道で生きてきた人たちには
情熱とともにさまざまな苦しみや葛藤があり
そうして今この器たちが存在している。
一つ一つの窯元を訪れるたびに、
また一歩、また一歩と、民藝が好きになるのである。