こめじるし
過去の日記
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こめじるし

〒696-0222

島根県邑智郡邑南町下田所1570
Tel&FAX 0855-83-0088

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カマキリとお墓

2019/11/12

閉店後、いそいそと家に帰る支度をしていると

駐車場で生き絶えてしまったカマキリがいるのを見つけて

「おかはを(お墓を)作らんといけん。おかはを。」と3歳の長女。

 

木の枝を2本拾ってきて、箸のようにカマキリを挟んで

車が踏みそうにない場所を見つけ穴を掘る。

中にそれを埋めてあげたあとは、お花をつんできて

「1本じゃ寂しいじゃろ。もう1本いる。」とまた探しに行き

つんできたお花を丁寧に埋めた場所に植えた。

 

その様子を眺めながら、私は先を急ぐことをやめた。

彼女にはその時、お墓を作ることが何よりやらなければいけないことで

私が帰って夕飯を作ることよりも、家事をすることよりも

大切なことのような気がした。

 

次の日お店に行くと、駐車場の端にお墓のそばに植えられた

昨日のお花たちがそよいでいた。

それを見た時、しばらく見つめていたいような

何ともあたたかな気持ちになった。

 

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ドライブと偶然

2019/08/29

次女が産まれ毎日がジェットコースターのように過ぎていく毎日。

それでも私にとってこめじるしという空間は

お菓子づくりで頭をきりかえられたり

お客様とお話させていただいたり

ますます大切な場になっていると感じる。

 

先日実家に帰省した際のこと、

家でゆっくり過ごしていると長女がどうしても出かけたいと言う。

お昼寝の時間でもあったので眠たさもあるのかなと

車に乗せて少しドライブすることにした。

しばらくするとやはり彼女はうとうとし始め

もうしばらく車を走らせよう、どこに行こうかという話しに。

 

「昨日、店構えの気になるお店がこのあたりにあった。」と主人。

「そういえば、お店のお客さんで素敵なお店がこのあたりにあると教えてくれた。」と私。

調べてみるとそのお店は同じ店で、そこから数分ほどの距離にあることが分かった。

 

眠りかけていた長女もお店に着くと目を覚まし

店内の可愛らしいマスキングテープたちに目を輝かせていた。

店主さんとお話させていただくと、ご実家が島根県にあるとのこと。

今度ぜひ寄りますね、と新しいご縁ができた。

 

子供たちのこと、お店のこと、考え出すときりがない中で

想像の域を超えて何か新しい道がふっと見えることがある。

思えばこめじるしというお店は、そんな偶然に恵まれて存在している気がする。

 

今目の前にある大切を、大切に。肩の力を抜いて過ごすことも

新たな道しるべになるのではないかと娘に教えられた気がした。

 

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三寒四温

2019/03/4

昔の人は自然とよく向き合っていたのだろう。

タイトルのような言葉の感性を持って過ごしていたい。

 

季節だけではなく、日々向き合ういろいろのことを

すぐに結果を求めるのではなくて

だんだんと、それでもゆっくりと前へ進むのだと

どっしりと構えていられたらいいなと。

 

今年は積雪がなく暖かい冬となった。

季節の歩幅が乱れてしまっていないかと少し不安になる。

自然が変わらぬ自然であるように願うばかり。

 

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密かな目標

2019/01/16

私たちの好きな小さなガソリンスタンドがある。

ご家族なのかどの方も、いつも変わらぬ丁寧な接客。

窓の細かい汚れまできちんと拭いてくれ

挨拶から送り出しまでサービスが徹底している。

 

そのガソリンスタンドに行くたびに清々しい気持ちになる。

目の前にあることを、毎日変わらず丁寧に。

それはお店でも、日々の暮らしでも、目指したいところ。

 

今の時代、人と違うことや目立つことは評価されやすいけれど、

淡々と変わらず一つのことを続けることは見えにくい。

けれども私にとっては、後者の方が価値があるように思えてならない。

 

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森と記憶

2018/12/24

3歳の娘をおんぶして森を散歩していたら

のどの奥がツンとして涙が出そうになった。

落ち葉の絨毯の下には真緑の雑草たちが顔をのぞかせていて

まだこれからが冬本番というのに

先の春を見据えて力強く生きている。

季節は容赦なくめぐり、人間を待ってはくれない。

 

背中では寝はじめた娘が暖かく重みを増して

吹く風が一層冷たく感じる。

おんぶして後ろで寝息をたてるこの時もきっと一瞬で

いつかこの森でのことを懐かしく歩く時が来るのだろう。

 

森の匂いも、風の冷たさも、全てが記憶となり

いつか思いをはせる思い出。

今を大切に。一瞬一瞬大きくなる娘たちをしっかりと見つめたい。

 

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憧れる人たち

2018/09/10

こめじるしに立っていることでうれしいことは

素敵な年の重ね方をされる人たちに出会えること。

 

共通の趣味を持って刺激的な毎日を過ごされているご夫婦。

お店でコーヒーを飲みながら笑い合っているご夫婦。

多趣味でいろいろなことを教えてくださるおばあさま。

いつも笑顔で知らないことをたくさん教えてくださるお父さん。

 

きっとこれまでたくさんのことを経験されてきて

楽しいことも辛いことも見てきておられるはずだけれど

苦労話ではなくて今を楽しんでおられるお話ばかり。

がんばって、といつも応援してくれる。

 

辛いことや悲しいことは誰しもが経験することだけれど

いくつになっても年を重ねても、人に優しくありたい。

お店で出会うそんな方々が私にとっての一番の憧れ。

 

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真夜中の蛍

2018/06/19

夜、家のまわりを1周歩くとよく眠れるからと

毎日の夜中の散歩を欠かさない92歳のおじいちゃん。

 

先日、朝起きた2歳の娘に

「蛍をつまかえたんじゃが袋から出てしもうたー」と寂しそうに話しかけてきた。

聞けば夜の散歩中に、娘のために蛍をつかまえて袋に入れたのだが

穴が開いていたらしくそこから逃げてしまったらしい。

「まだそのへんにおるかもしれんでー」と言うが見当たらない。

 

その前に、めっぽう最近弱ったと言うそのおぼつかない足で

よくぞ暗闇の中飛び回る蛍をつかまえたものだと思った。

その様子を想像すると思わず笑いが出そうになる。

蛍を追いかけてあちこち追いかけ回っただろう。それも真夜中に。

 

そこには、愛しかない。ひ孫への。

そんなひいじいちゃんと一緒に暮らせる娘は、間違いなく幸せである。

 

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