本日2月5日は臨時休業
身土不二
komejirushi
自論。
一緒に餅をつくことは家族の証なのである。
実家では、1年に1度家族全員で餅をつく。
結婚してからも、家族で餅をつくことができる環境にいる。
こちらでは「寒餅」とか「寒水」などと言い
正月から2月3日までにつく餅は大変に良いそうで
節分までは幾度となく餅をつくのだ。
実家のように外で火を炊き、米を蒸すようなことはしないが
それでも、あれやこれやと話しながら
餅を祖母がちぎっては、揉む作業は
楽しくてうれしくて、なつかしい。
この土地の、この家族の伝統を継承しよう
などと鼻息荒く挑んでいるつもりはないのだけれど
昔から大切にしてきた家族の習慣が
新たな土地でも同じということが何ともうれしい。
あんこ餅に使うあんこは、祖母が育てた小豆で作る完全手作り。
この土地で育ったものを、季節とともに、この土地のならわしに従っていただく。
「身土不二」。お店でも私たちが伝えたい、大切にしたいこと。