こめじるし
過去の日記
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こめじるし

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小屋づくり日記01

2016/09/23

店の駐車場スペースの片隅に

小屋を作ることに。

半分実用、半分趣味。

 

多目的小屋にと考えているが

出来栄えがお粗末だと「倉庫」になる可能性も。

 

出来上がりはいつになるやら。

雪が降る前には形にしたいところ。

 

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連れ添うということ

2016/09/17

さっきまで晴れていた空から、突然雨が降ってきた。

 

ばーちゃんは畑で苗植え。

手伝っていたじーちゃんは、そそくさと屋根の下へ。

 

じーちゃん「おーい、降ってきたけやめんさいやー。濡れるで。」

ばーちゃん「ちーとぐらい濡れた言うてかまやーせんけー!」

じーちゃん(少しいらいらしながら)「お前は濡れてもええが、肥料が濡れるのがやれん言うとるのいーや!」

ばーちゃん「・・・。」

 

二人の日常。それで何ということはない。

優しいが気の短いじーちゃんのことを、

ばーちゃんはよく、よく分かっている。

 

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暮らしを営むということ

2016/08/26

 祖父母と同居を初めて半年。

「暮らす」ことと「生きる」ことが近くなってきた感覚でいる。

 

野菜やお茶は裏の畑から。

米はもちろん田んぼから。

風呂の湯は太陽熱で温め、

生ゴミはコンポストで土に返す。

天日干しや塩漬けで保存食をたくさん作り

季節や天候に合わせて動く。

 

お金を儲けることはもちろん大切なこと。

けれども自然があれば、生きることはできる。

それどころか、そうして営む暮らしは

奥深くて本当に楽しい。

 

暮らしに必要なものとは何だろう。

古くを知り、新しい視点をもらう。

今日もお日様に感謝して。

 

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もの思う場所

2016/06/21

先日、店内の記帳ノートに

映画の中の一節を残してくださったお客様がおられた。

こめじるしに来てふと、そのセリフを思い出されたのだそう。

 

そのセリフ自体も素敵なものだったけれど

その方にとって、こめじるしで過ごす時が

「もの思う時」となったことがうれしい。

 

何を話すこともなく、ただ自然を見つめる時は特別。

私たちにとってそうであることが

あるお客様にとってもそうであったことが

この上なく幸せに感じたできごとであった。

 

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みんなの森

2016/05/23

無性に食べたくなるときがあるのである。

お好み焼きが。(広島焼き)

 

夫婦二人とも広島にいた頃は

今日はお好み焼きにする?などと言っては

すぐにお店で食べられることが日常で

こちらに来てから、それができないことは

けっこう寂しいのである。

 

そんな中、いつもお世話になっている方が

お好み焼きを作るのがプロ級にうまいことが発覚し

早速にこめじるしでお好み焼き会を開いていただいた。

 

その準備の時の話。

外でお好み焼きを設置するテーブルの配置をしていた主人が

「近くで焼かん方がいいよね?」と

真剣な面持ちで聞いてきた。

鳥の巣箱の近くでお好み焼きを焼かない方がいいのでは?

と聞いてきたのである。

 

先日、オープンと同時に設置していた鳥の巣箱に

ヤマガラの夫婦が住みついたことが分かり

二人で飛び上がるほど喜んでいたのではあるが

 

近所の家に遠慮するようなテンションで

問いかけてきた主人に笑いをこらえきれなかったと同時に

真剣に考え直したのである。

 

巣箱でくつろいでいるときにお好み焼きの匂いがしたら

ヤマガラの夫婦は迷惑だろうか。

 

そもそもお好み焼き、という存在が彼らの住む世界からして

範疇にないものであろうから

いや、その前に鳥の嗅覚ってどうなんだろう。

などととめどなくあれこれ考えながら

 

結局は巣箱から遠めの位置にテーブルを配置し

絶品お好み焼きを堪能させていただいた。

 

「こめじるしの森」って、名前間違えたかな。

 

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春のひとりごと

2016/05/6

インターネットやテレビで何でも知ることができる

と、世の中では言われているけれど

そんなことはないなあ、とつくづく思うのである。

 

いろいろなお客様とお話をして

いろいろな人生があって

そこには想像の範疇にない想いや感情があって

 

たとえば人と人との出会いも別れも、

「結婚」や「離婚」の一言で表すことはできるけれど

 

だから、幸せ。だから不幸せ、と

世の中の方程式にあてはめて考えることほど

浅はかなことはなくて

 

自分の目で見て、自分の耳で聞いて

そこで初めて何かを知る

今さらながらそんな単純なことが

腑に落ちている今日この頃であります。

 

連休中はたくさんのご来店ありがとうございます。

出会いがあり、再会がありうれしいです。

 

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熱湯で泳ぐイルカ

2016/04/2

祖父母との同居を始めて2週間。

ある日、祖母が旅行のお土産に

5ヶ月の娘にイルカのぬいぐるみを買ってきてくれた。

娘はそれを嬉しそうにすぐに口に持っていき

ぱくぱく、むしゃむしゃしとしだした。

 

祖母はそれを見て、「こりゃいけん!」と

台所でボウルに熱湯をはり、イルカを泳がせ始めた。

菜箸でぐるぐるとイルカをつつき

何と熱湯消毒を始めたのであった。

 

熱湯の中で泳ぐイルカは何ともシュールで

また可哀想な光景であり、

その後天日に干されたイルカは

押すと可愛らしい鳴き声がしていたはずが

その機能さえ、失われてしまったようだった。

 

(イルカさんには、大変申し訳ない気持ちを持ちながら)

その光景を見て、

何だかとても温かい気持ちになったのであった。

 

そこに「正しさ」は必要がない気がした。

熱湯消毒できちんと消毒できなくても

何か他に方法があるとしても、それでいいのだ。

 

娘はきれいになったイルカさんと

毎日楽しそうに遊んでいる。

 

祖母のやさしさをいっぱいに受けとりながら。

 

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