ものごとにかかる然るべき時間
2016/11/24
甘さ、とは何だろう。
チョコレートを口に入れた瞬間に感じる「甘い」と
例えばお米を口に入れて感じる「甘い」は
同じ日本語であるべきではないと
このところ思うのである。
白砂糖を使うことをやめてからと言うもの
お菓子にしても、おかずにしても
白砂糖を使っているかどうかがすぐに分かるようになった。
その決定的な違いが「時間」で、(私の場合)
口に入れた瞬間にすぐに甘いのは、白砂糖。
口に入れてしばらく味わい、噛むごとに甘さを感じるのは
自然な甘みを使用している場合が多い。
結局のところ、すぐに甘いということは
急激に体に吸収されるということで
ゆっくり甘いということは
おだやかにゆっくりと体に吸収されるということ。
最近では、わずかな量で瞬間的に強い甘さを感じる
甘味料なども日常にひそんでいるのであるが
いやはや、味覚にまで
今の世の中は「早さ」を求めるのだなあと
しみじみ思う今日この頃。
時間がかかるということは、決して悪いことではないのに。
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