二度目の冬
昨年ご来店くださったたくさんの皆様、
本当にありがとうございました。
感謝の気持ちで終えた2016年。
また気持ち新たにこめじるしも新年を迎えた。
今年はどんな年になるだろうか。
目下、子育て真っ最中の日々の中
子供に教えられることが多いことに驚いている。
誰が教えることもなく、立ち、歩き、話し、笑い、
どんなに考えても、どんなに想像しても
子供はその先を行く奇跡を繰り返す。
いくら心配しても、一瞬で解決することも多く
ああ、もう一人の人として尊敬するべきなのだなあと
そんなことを思いながら
考えるより、動くことの重要さを
子供に教えられている気さえしている。
きっと、今年も想像を超える明日の連続。
お店に立つうれしさはオープン時から何ら変わりない。
奇跡のような出会いを今日も楽しみに。
本年もこめじるしをどうぞよろしくお願いいたします。
小屋づくり日記08
間が空いたが、着々と小屋はできている。
窓を作って付けた。
上に開くタイプの窓を合計7枚。
ガラスでなくアクリル板。
枠を作って溝をつくって蝶番つけてと、
それの繰り返し作業。
開けた状態を好きな角度でキープできる、
「丸棒調整期」というものをつけたのだが
しばらく窓を開けるということはないだろう。
大きな窓から、望む景色は一面森と山。
それらを眺めながら、美味しい珈琲を飲む至福。
ものごとにかかる然るべき時間
甘さ、とは何だろう。
チョコレートを口に入れた瞬間に感じる「甘い」と
例えばお米を口に入れて感じる「甘い」は
同じ日本語であるべきではないと
このところ思うのである。
白砂糖を使うことをやめてからと言うもの
お菓子にしても、おかずにしても
白砂糖を使っているかどうかがすぐに分かるようになった。
その決定的な違いが「時間」で、(私の場合)
口に入れた瞬間にすぐに甘いのは、白砂糖。
口に入れてしばらく味わい、噛むごとに甘さを感じるのは
自然な甘みを使用している場合が多い。
結局のところ、すぐに甘いということは
急激に体に吸収されるということで
ゆっくり甘いということは
おだやかにゆっくりと体に吸収されるということ。
最近では、わずかな量で瞬間的に強い甘さを感じる
甘味料なども日常にひそんでいるのであるが
いやはや、味覚にまで
今の世の中は「早さ」を求めるのだなあと
しみじみ思う今日この頃。
時間がかかるということは、決して悪いことではないのに。
小屋づくり日記07
床ができ、壁ができ、肝心の屋根。
天井の垂木ができるまではブルーシート屋根で
もくもくと作業にいそしむ。
見よう見まねの組み方で乗っけてみる。
垂木の上に合板を貼って、防水シートを打ち付けて。
屋根材を貼るのは次の休日に。
屋根から望む山と森、下の方にちょっと柿。
小屋づくり日記06
とりあえずパネルを組み上げ、
安堵に浸る。
上部の合板が無い箇所は、
持ち上げるのに重すぎて危険と判断し、
合板を外してから持ち上げた部分。
それでも4箇所くらいは頑張った。
いざ組んでみると、結構大きい。
高いところで3mちょい。
2×4工法は屋根が最後になってしまうので、
早々に屋根をつけたいところ。
それまではビニールシートで凌ぐことに。
小屋づくり日記05
綿密に考えた設計図をもとに
2×4材をパーツごとにひたすら組み立て。
それらに12mmの合板を貼っていく。
くり抜いてあるのは、窓のあるパネル。
このパネルセットが1枚でもかなり重たい。
次はこれらを頑張って組み立てる。
年の差90歳
疑わない、ということは案外
毎日をラクに過ごせる方法のように思う。
何かと「選ぶ」ことを強制させられる世の中だから
あるものを素直に受け入れることは
非常に難しいのであるけれど
他の選択肢を考えるときりがないもので
誰やかれ、それやこれと考えず
尊敬を持ってすべてを受け入れることができたらと
そんなことを思うのは
0歳の娘と、90歳の祖祖父と一緒の空間で
過ごしているからなのだろうか。
人生はきっと、あっと言う間。
頭の中より、今目の前で起きていることを楽しみたい。