ものごとにかかる然るべき時間
甘さ、とは何だろう。
チョコレートを口に入れた瞬間に感じる「甘い」と
例えばお米を口に入れて感じる「甘い」は
同じ日本語であるべきではないと
このところ思うのである。
白砂糖を使うことをやめてからと言うもの
お菓子にしても、おかずにしても
白砂糖を使っているかどうかがすぐに分かるようになった。
その決定的な違いが「時間」で、(私の場合)
口に入れた瞬間にすぐに甘いのは、白砂糖。
口に入れてしばらく味わい、噛むごとに甘さを感じるのは
自然な甘みを使用している場合が多い。
結局のところ、すぐに甘いということは
急激に体に吸収されるということで
ゆっくり甘いということは
おだやかにゆっくりと体に吸収されるということ。
最近では、わずかな量で瞬間的に強い甘さを感じる
甘味料なども日常にひそんでいるのであるが
いやはや、味覚にまで
今の世の中は「早さ」を求めるのだなあと
しみじみ思う今日この頃。
時間がかかるということは、決して悪いことではないのに。
小屋づくり日記07
床ができ、壁ができ、肝心の屋根。
天井の垂木ができるまではブルーシート屋根で
もくもくと作業にいそしむ。
見よう見まねの組み方で乗っけてみる。
垂木の上に合板を貼って、防水シートを打ち付けて。
屋根材を貼るのは次の休日に。
屋根から望む山と森、下の方にちょっと柿。
小屋づくり日記06
とりあえずパネルを組み上げ、
安堵に浸る。
上部の合板が無い箇所は、
持ち上げるのに重すぎて危険と判断し、
合板を外してから持ち上げた部分。
それでも4箇所くらいは頑張った。
いざ組んでみると、結構大きい。
高いところで3mちょい。
2×4工法は屋根が最後になってしまうので、
早々に屋根をつけたいところ。
それまではビニールシートで凌ぐことに。
小屋づくり日記05
綿密に考えた設計図をもとに
2×4材をパーツごとにひたすら組み立て。
それらに12mmの合板を貼っていく。
くり抜いてあるのは、窓のあるパネル。
このパネルセットが1枚でもかなり重たい。
次はこれらを頑張って組み立てる。
年の差90歳
疑わない、ということは案外
毎日をラクに過ごせる方法のように思う。
何かと「選ぶ」ことを強制させられる世の中だから
あるものを素直に受け入れることは
非常に難しいのであるけれど
他の選択肢を考えるときりがないもので
誰やかれ、それやこれと考えず
尊敬を持ってすべてを受け入れることができたらと
そんなことを思うのは
0歳の娘と、90歳の祖祖父と一緒の空間で
過ごしているからなのだろうか。
人生はきっと、あっと言う間。
頭の中より、今目の前で起きていることを楽しみたい。
特別な日のお手伝い
先日作らせていただいたのは2歳のお子様のバースデーケーキ。
知り合いということもあり、作る間中うれしさと感慨深さがあった。
一つひとつの年を重ねるまでに、親はいろいろな思いをして
思い通りに行かないことも、辛いこともたくさんあって。
けれども誕生日という特別な日に子どもが笑ってくれたら
きっとそれだけで幸せな気持ちになる。
そんな日、そんな時のお手伝いをできることを
心から嬉しいと感じた。
卵や牛乳、バターなどの動物性食材を使わないお菓子作りを始めて
特に小さいお子様をお持ちのお母さんに喜んでいただけるのも嬉しいことのひとつ。
どんなケーキを喜んでもらえるかな。
想像しながら手を動かすバースデーケーキ作り。
これから私にとって特別な時間になりそうだ。
小屋づくり日記04
土台がひとまずできたので、次は壁。
パーツ組みをするのに
2×4材が寸歩それぞれで大量にいるので
ひたすら木材を切る。切る。
まっすぐ切ったり、斜めに切ったり、手も切ったり。
電気ノコのあの凄まじい勢いが好きでなく
自分で鋸を引いて、木が少しずつ切れていく感覚が好きだ。
そんなことを思いつつ、100本以上切った。