こめじるし
過去の日記
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晃生さんと私たち その2

2021/12/6

たまたま子どもたちと一緒に楽しめる音楽を探していて

「ローバート・バーロー」というユニットの存在を知って

そのメンバーとしておられる晃生さんの音楽を

何気なく聴いてみたことがはじまりだった。

 

車の中で、家で過ごしているとき、毎日聴いている晃生さんの音楽は

私たちにとって「よく噛むこと」みたいだと思う。

よく噛むことって、ついつい忘れてしまう。

でも、ごはんをよく噛んでみるとあれ?こんなに甘かったっけと感じるように

 

子どもたちを見つめることも、ごはんを作ることも、仕事をすることも

うっかりしていたら一瞬で流れてしまいそうな時間たちが

晃生さんの音楽を聴くと、そうだったそうだったと

愛おしい時間や風景に思えてくるような心地がするから不思議だ。

 

ゆっくり噛みしめてみると、いくらでも美味しくなる日常。

そのことを晃生さんは優しい歌声で投げかけてくれる。

 

子どもたちのお迎えの時に車の中で聴きながら行くと

うっかり涙が出て来てしまいそうになるから危険でもある。

 

お店にはCDも置いてあります。

視聴したいんですけど!と言われたらすぐにお店で流しますので

お気軽にお声がけくださいませ!

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晃生さんと私たち その1

2021/12/6

あるアーティストに夫婦2人でファンレターならぬファンメールを送った。

どきどきしながら、返信なくてもしょうがないよね、でもあったらうれしいよね、と

想いを込めて一生懸命文章を書いて送った。

 

数日経って、返信が届いた。2人でうれしくてうれしくて何度も読み返した。

想いは届いて、なんとお店にCDを置かせていただく流れとなった。

 

お店の商品としてではなくて、ここに書いている日々のことの延長上に

つながる出会いとしてこの方のご紹介をしたいと思う。

 

音楽家 小田晃生(オダコウセイ)さんのこと。

一度には書ききれないので、次の回に続きます。

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お店とまち

2021/11/9

「お店を営むことは、そのまちをデザインすることだ。」という言葉を

あるイベントで聞いて、そうであるならば本当に素敵だと思った。

 

たとえば家族とお店でおやつを食べる時を

職場からの帰りに立ち寄ってコーヒーを飲む時を

1人になって静かに風景を眺める時を

 

それまでなかった時と場所を生み出すことができたら

それは確かにまちの人の行動を生み出すデザインだと思う。

 

こめじるしのある場所は都市部のように

たくさんの人が往来する場所ではないから

人が求めているものばかりを提供するのではなくて

行動を生み出せる場所であることをめざしたい。

 

いつもそこに変わらぬコーヒーとおやつがあって

偶然立ち寄った人にも、よいしょと思って足を踏み入れてくださった人にも

「たまに来るのもいいな」と思ってもらえる場所であるように

大切にしたいことを、ずっと大切に伝えたいと思う今日この頃。

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おいしさと記憶

2021/10/11

次女が3歳の誕生日を迎えた。

たまたま帰省と誕生日が重なったこともあり

母が孫のためにバースデーケーキを作ってくれた。

 

うまくふくらまなくて2回焼いたスポンジが重ねられ

かすかに記憶に残る昔私に作ってくれたケーキと同じように

スライスされたバナナが挟まれていて

生クリームが丁寧に塗られ何人分かという大きな大きなケーキに仕上がっていた。

 

「おいしいとは何だろう。」このところ考え続けている問いに

母のケーキは優しく答えをくれたような気がした。

 

ひとつひとつのお料理やお菓子には

そこに費やされた時間も、思いも目には見えない。

けれどそれは確実に記憶となってそこに宿り

受け取る人にぬくもりとなって伝わる。

 

それを何と言葉にして現そうか。

そのひとつの言葉はきっと「おいしい」だと思う。

心からの「ごちそうさまに」と一緒に。

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森のスタッフ

2021/08/23

オオサンショウウオがまたこめじるしの川に姿を現してくれた。

2年前の夏もお店に来てくれていた小学生の男の子が発見し

興奮気味に教えてくれたのだが

今年の夏もまた森に行っていたお客様が教えてくださった。

 

その日は川遊び目的のご家族が続いたため

森は1日にぎやかで子供たちの声が響いていた。

昼間はほとんど活動しないオオサンショウウオは

川で遊ぶ人たちをどう眺めていたかは分からないが

 

夕方閉店後に川に行くと

まだそのオオサンショウウオの姿があり

近くに行くとすいーっと石の影に隠れてしまった。

 

こめじるしは私たち夫婦がきりもりしているが

ふだんは見えない森のスタッフたちがいるのだ。

そう思うまた、お店を続けることが楽しくなってくる。

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土と人間

2021/06/16

たかきびの種をまき、苗をたてて

さてどこに植えようかと考えていたら

ほんとうにありがたいことにタイミングよく

こめじるしの裏にある畑を使っていいよと言ってくださり

無事植えられるはこびとなった。

 

さあ植えるぞと、ふたりではりきって始めた閉店後16時。

甘くみていた苗箱6箱の苗たち。

ひたすら穴をほり、液肥を入れては苗を植える作業は

想像以上に大変な作業だった。

最初はあれやこれやと話しながら植えていたが

後半は子供たちのお迎えの時間もさしせまり

二人とも無言。ひたすら穴を掘っては植える。

 

汗をかき、とびかう虫たちをふりはらい

はたと何だかお腹の底から笑いがこみ上げてきた。

何をしているんだろう?

その瞬間が何だか痛快でもありこれだという感覚があった。

 

苗をたて、伸びたら植えて、土を耕し、肥料をまいて、植える。

自然のペースで、ただ自然に向かう行為は何も考えることはいらない。

 

今必要としていることはこれかな。なんて思ってしまった。

何のためと言われれば困るけれど、自然のペースで

自然と一緒に動くこと。これがわくわくしてしょうがないのである。

 

 

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田んぼとくりかえし

2021/04/22

田植えを前に水をはった田んぼを見て

「海みたいねー。」と次女が言った。

「そうだね。ここに今からお米の苗を植えるんじゃね。」と私。

 

それを聞いていた長女が言った。

「お母さん、私気づいた、いま気づいたんよ。

田んぼってね、くりかえしなんじゃね。」

 

そして言葉を続ける。

「だって水を入れて、苗が大きくなって、お米が育ったらみんなでとるじゃろ。そしたらまた最初に戻るじゃん。」

 

私はとてもうれしかった。

2歳の次女には海みたいに見える風景も

5歳の次女が言う「くりかえし」も自然が教えてくれたことで

 

そのくりかえしは、きっと人生の支えになり

何かを考えるときの軸になってくれるであろうと思う。

 

季節はめぐり、自然はくりかえす。

そこから生まれた食に恩恵を受けながら営むくらし。

 

実は私が教えてあげられることなんてほんのわずかで

自然のそばで、それらに目や耳をかたむけていれば

それだけで十分豊かなんだな。

 

肩の力がすとんと抜け、今ここにいるありがたさを実感した。

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