こめじるし

物と記憶

2020/07/9

私は小さい頃から父の本棚から本を抜き取っては

読んで見ることが好きだった。

それがいつしか習慣となり

大人になっても本が好きである。

 

ふと今の時代、本自体が売れなくなり

パソコンや様々なツールを使って本を読むことができる世の中で

家に本が残って行かないことの重大さに気づいた。

 

私は小さい頃から自分で選ぶことなく

そこにある本を自然と読むようになり

「読みなさい」と言われたことは一度もない。

 

しかしながら結婚して家を離れてからも

たまに帰省して父の本棚にある本を読むのが好きだ。

 

物としてそこに残ることは、受け継ぐことなのだと思う。

私たちが本からいただいた物を

強制力なく優しく人に伝えることだ。

 

物はなくても、内容を知ることのできる時代。

どこにも行かずしてそれをいつでも得ることができることは

とても便利でいいことだと思う。

 

しかしながら私はあえて物として本を残すことで

受け継ぐことに希望を注ぎたいと

そんなことを思う今日この頃。

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